トランスジェンダー手術要件の最高裁判決

こんにちは。

アフロエステートワークス 石橋です。

このたび、最高裁でかなり大きな前進となる違憲判決が出ましたね。

性別変更手術要件の2つのうち

1)生殖能力不能の要件

2)外観要件

1)の生殖能力不能の手術要件は違憲である

私も以前はこの手術要件については、時間と費用、体力などかなりの労力を伴うものであるし、

上も下も手術をするかどうかというのは悩みどころであるなと思っていました。

実際、胸の手術をしたのは50歳。(子宮卵巣はそれより前に病気で切除済み)

オペの際に先生から「あなたはオペの平均年齢を上げたね 笑」と言われたのもありますが、

この年代のFTMでオペしている人は少ないのかもしれません。

いずれにしても、

私たちが若い頃は、性同一性障害というものが

自分も含めて全く認知されていない時代であったということもあり、

我慢して生きてこざるを得なかった、我慢してたらこの年になってしまったというのが

大きな理由なのではないかと思います。

今回の判決は世の中に賛否はあるものの、

この生殖能力不能要件が無効ということになると

○出産を希望するトランスジェンダーの方にとっては本当に朗報。

○健康な子宮卵巣・精巣などを摘出するという体の負担を抑えることができる。

この2点の前進は大きいですよね。

最高裁は今の時代に合った判決を出したと思います。

外観要件は引き続き残っていますが、

トランスジェンダーは外観が一番の悩みの種となっていることが多いと思います。

それを考えると、

外観を変えずに性別変更を希望する方は増えるんでしょうか。

どうなんでしょうね

分かりませんね・・・

手術要件もある程度必要なのかもしれませんが、

戸籍法を改正する、同性婚を認めることで

あらゆることがそこそこスムーズになるのではないかとも思います。

社会の自由度が上がると、子供も増えそうな気がします。

改名だけでもかなりの労力がいるわけですし、

役所に行って住所変更のように、

今日から「男に変更してください」「女に変更してください」みたいな

簡単な手続きにはならない気もするので

その辺りもまだこれからなんでしょうね。

犯罪目的で女性になった男が、女子トイレに侵入して事件が起きるのでは!?という懸念も確かにありますが、

そんなややこしいこのをする人が、たくさん増えるかどうかは微妙ですよね。

それに、女性の格好をしていない男性が女子トイレに侵入する事件は今も現に起きてますしね。

私の戸籍の性別変更については、

トランスジェンダーの方の何かの参考になるかと思いますのでまた別記事で記載します。

ではまた。