土地の境界線。普段まったく意識していないかもしれません。
でも、土地を売買したり、家を建て替えたり、水道管や道路工事をしたり
ある時突然、境界の問題が発生することがあります。
境界に境界杭、境界標、境界鋲などがきちんと設置されていて測量図通りで隣地の所有者と境界について話し合いもできているなら
大きなトラブルに発展することは少ないかもしれません。
そこで、地面を見ながら歩くことはあまりないと思いますが、
地面に様々なボタンやプレートのようなものが埋まっているのは何となく気がついていると思います。
これは、土地の境界を示す重要な印なんです。
あるはずの境界鋲がなくなっていたり、杭が元の場所からズレていたり、道路工事などでなくなってしまっていたり・・・そんな事も起きます。
境界標を抜いて違う場所に付け替えたりするのは絶対にダメですよ。
境界損壊罪という刑法上の犯罪になります。
境界の印がなくなっていたりズレていることに、気がついたらまずは土地家屋調査士さんにご相談ください。
土地家屋調査士さんは、不動産登記の専門家です。
土地・建物の所在地、面積、構造、所有者など表示の登記を申請するのがお仕事です。
気が向いたら、散歩がてら地面のボタンを探してみるとおもしろいですよ。
数年前に、地面のボタンに気がついた小学生の女の子が自由研究で発表したところ、おもしろい研究だという事で
この研究を基にした書籍「じめんのボタンのナゾ」という本もあります😃